晩年こそ本番。42歳会社員、喋る猫と現代ダンジョン攻略──ここからが本番だ

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七乃白 志優 ローファンタジー 2026年1月20日

🐈 42歳おじさんの現代ダンジョン無双。喋る猫との掛け合いが光る王道作

総合 68/100
独自性 15/100
テンプレ度 85/100

作品情報

項目内容
タイトル晩年こそ本番。42歳会社員、喋る猫と現代ダンジョン攻略──ここからが本番だ
作者七乃白 志優
ジャンルローファンタジー
総文字数261,220字
話数81話
1話平均3,224字
総合ポイント192pt
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最終更新2026-01-20

評価

総合スコア: 68/100

コメント: 王道テンプレを忠実に踏襲し、読みやすい文章で爽快感がある。神々のキャラ付けに工夫が見えるが、展開の独自性はやや不足。

5軸評価

項目評価
文章力★★★☆☆ (3/5)
導入の引き★★★☆☆ (3/5)
独自性★★☆☆☆ (2/5)
キャラクター★★★☆☆ (3/5)
構成力★★★☆☆ (3/5)

独自性スコア: 15/100

テンプレ度 85/100(低いほど独創的)

詳細レビュー

「42歳のおじさん」「喋る猫」「現代ダンジョン」という、なろう読者の好物を詰め合わせた定食のような作品だ。Stage1での評価通り、文章は非常に読みやすく、ストレスフリーな展開が徹底されている。特筆すべきは喋る猫・ニャンコと主人公の距離感で、独白に陥りがちなソロ攻略ものにおいて、このコンビの掛け合いが適度なアクセントとして機能している。神々がチャット形式で介入する演出も、配信ものに近いライブ感を生んでおり、飽きさせない工夫は見られる。 しかし、81話まで読み進めても「この作品でなければならない理由」が見えてこないのが致命的だ。設定の隅々まで既存のテンプレートをなぞっており、次に何が起こるか容易に想像がついてしまう。最新話付近でも、主人公の無双っぷりは安定しているが、42歳という年齢設定が「落ち着いた性格」という免罪符以上の役割を果たせていない。リストラからの再起という重い導入の割に、その後の苦労や「晩年ゆえの泥臭さ」が希薄で、若者の無双ものと本質的な差がない。品質は維持されているが、中盤以降の爆発力に欠け、ランキング上位を狙うにはもう一段上の「裏切り」や「独自の毒」が必要だろう。

強み

  • おじさん主人公と喋る猫のコンビネーションが安定しており、掛け合いのテンポが良い
  • 神々の視点(観客席)を導入することで、単調になりがちなソロ攻略に賑やかさと客観性を加えている
  • 80話を超えても文章の質が一定しており、構成の破綻もなく安心して読み進められる

気になる点

  • 設定が現代ダンジョンものの「手垢のついたテンプレート」の域を出ておらず、独自性が極めて薄い
  • 42歳という年齢設定が記号的。中高年特有の視点や、若者にはない解決策を提示するような展開を増やすべき
  • 物語の起伏が平坦。最新話付近でも緊張感のある強敵や社会的障壁が少なく、作業的な無双になりつつある

こんな人におすすめ

安定した「おじさん無双」を求める層。刺激よりも、猫との癒やしとテンプレの安心感を重視する人向け。

あらすじ

《毎日12:10更新》【投稿開始1ヶ月半・16,000PV突破感謝!】 仕事は問題ない。生活も安定している。 ――それでも、心はどこか満たされなかった。 予定は回るのに、帰宅後の時間がただ“消費”されていく。 ゲームや漫画、アニメで気分転換はできる。でも、画面を閉じた後に残る静けさまでは消えない。

42歳、バツイチのプロジェクトマネージャー・時任秀人。 安定を手にしたはずの男は、どこか退屈さを感じながら日々をやり過ごしていた。

平凡な同じ毎日を揺るがしたのは、喋る猫型モンスター・コユキとの出会いと、 現代に突如現れた“異世界ダンジョン”だった。

現実では社会人。ダンジョンでは攻略者。 モフモフな相棒と共に、危険と報酬の世界を駆け抜ける二重生活が始まる。 段取りと情報整理、リスク管理や交渉。大人の武器で勝ち筋を作る。

求めるのは過去のやり直しでも、未来の成功でもない。 ――「いま」を立て直すための再起動。

成功と安定のその先で、「本当の自分」を取り戻す。 社会人スキルと大人の分別を武器に挑む、現代ダンジョンファンタジー。

◆ 本作の魅力 ・「根性」「チート」ではなく、段取りと判断で勝つダンジョン攻略 ・社会人経験がそのまま武器になる、現代ファンタジー ・読後に少しだけ、考え方が残る物語

―――――― ※途中までは旧作のリライト(大筋は維持/テンポ・心理・会話を強化)。以降は新作パートへ継続します。

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