作品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | フードファイター〜食べ物×ランクマッチ×世界の危機〜 |
| 作者 | イヤマナ ロク |
| ジャンル | ローファンタジー |
| 総文字数 | 187,943字 |
| 話数 | 44話 |
| 1話平均 | 4,271字 |
| 総合ポイント | 12pt |
| ブックマーク | 0 |
| 最終更新 | 2026-01-19 |
評価
総合スコア: 69/100
コメント: 王道設定をなろう読者の期待通りに料理。女神の理不尽さと自力でスキルを作る展開に引きがある。文章も安定。
5軸評価
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 文章力 | ★★★★☆ (4/5) |
| 導入の引き | ★★★☆☆ (3/5) |
| 独自性 | ★★★☆☆ (3/5) |
| キャラクター | ★★★☆☆ (3/5) |
| 構成力 | ★★★☆☆ (3/5) |
独自性スコア: 22/100
テンプレ度 78/100(低いほど独創的)
詳細レビュー
「なろう」の王道である『不条理な神によるシステム強制』に『大食い』を掛け合わせた意欲作だが、20話時点では「設定の面白さ」が「物語の熱量」に追いついていない印象だ。女神ルルアの理不尽さと、それに対する主人公の淡々とした対応はテンポが良く、読者のストレス管理もなろうの作法に則っている。しかし、肝心の「食」の描写が記号的すぎるのが致命的だ。『フードファイター』を冠するならば、読者の食欲を刺激するか、あるいは「食べる」という行為そのものに圧倒的なカタルシスを持たせるべきだが、現状は単なる「パラメータ上昇の手段」に留まっている。これでは他の「スキル制バトルもの」の皮を替えただけに過ぎず、この作品でなければならない理由が弱い。文章は安定しており非常に読みやすいが、ランキング上位を狙うには、この設定でしか味わえない「独自の狂気」や「圧倒的な快感」が足りない。中堅作品としては優秀だが、突き抜けるための「もう一押し」の工夫が欲しいところだ。
強み
- 女神ルルアのキャラクター造形。読者のヘイトと興味を同時に引く「理不尽な上位存在」としてのキャラが立っている。
- 文章の安定感とテンポの良さ。説明過多に陥らず、サクサクとランクマッチが進む構成は「なろう」読者の好みに合致している。
- 「食」をランクマッチに落とし込む発想。単なる力押しではない、リソース管理的な攻略の面白さが提示されている。
気になる点
- 「食」に関する描写の不足。料理の味、食感、喉越しなど、読者が疑似体験できるレベルまで描写を深めないと、テーマが死んでしまう。
- 主人公の動機と個性の薄さ。システムに従順すぎるため、もっと「食」に対する狂気的な拘りや、独自の哲学を見せて差別化を図るべき。
こんな人におすすめ
不条理な世界観とゲームシステムを好む層。性格の悪い女神に振り回される展開や、効率的な攻略を好む読者に最適。
あらすじ
頂枡市立尾井司高校2年の麺矢裕太はある日惑星ショークの女王デリッシュと出会い戦士・フードファイターとして戦いに身を投じる事となる。 その相手は 自身と同じフードファイター! フードファイターの裏で暗躍する存在! 宇宙から飛来する星を救う厄災! 麺矢裕太は、戦いの中で何を見つけ、何を食べるのか。